光明山 円通寺
真言宗 智山派
遍照ーへんじょうー
檀信徒さまに宛てた季刊紙の一部より抜粋してお送りします。
令和4年夏 45号
・開山以降来年で1,215年となります。
・鐘楼門がいわき市指定重要文化財となりました。
・施餓鬼会 8月11日 午前10時から
各家先祖代々の霊位、三尺塔婆
水子供養、無縁仏、動物の供養も併せて行います。
・夏の祈願 8月20日 午後6時から
今年もじゃんがら念仏供養は中止となっております。
お大師様の金言
「虚空尽き 衆生尽きなば わが願い尽きなん」
どんなに立派な言葉、素晴らしい業績を残しても、それらを受け継ぎ、後世に伝えていかなければ滅びてしまうような残念な結果にならないよう、確実に正確に書状等に表していかねばなりません。
明年は宗祖お大師様の生誕1,250年を迎えます(6月15日が誕生日に当たります)。宝亀5年、四国讃岐の国(香川県)にて生を受け、その人物たり、その業績は申すまでもなく日本のスーパースターでした。三筆ともいわれたるその筆跡は、国宝にも指定されています。満濃池の堤防決壊もお大師様の法力により修築し、今の世にも田圃の水に供されています。我々の偉大なその人に敬意を表し、迎える令和5年のその時に遭遇したいものです。
御朱印
いわきの出版業者が正月に神社の御朱印特集。4月に寺院56ケ寺を選び特集したところ、御朱印のために訪れる方が増えてきました。市内の方が多い中、はるばる遠方からもおいで下さり、嬉しく思っております。震災前は福島88カ所霊場6番札所ということもあってお巡りいただいておりました。震災後はすっかり無くなっており、ここ数年前から少しずつ戻りつつはありましたが、特集を組んだマスコミの影響は大きいと感じているところであります。各寺院にはそれぞれに特徴があります。當寺においては古刹ですので、平安時代から室町ー江戸時代等の話を以て説明しています。地方の中でも珍しい大きい檀林寺(僧侶のための学問寺)であったため、お伝えできる事が多いのが特徴です。
観音池の睡蓮(スイレン)
11月頃になるとその葉が成長をやめ、翌年3月頃から新芽が芽吹き、葉を伸ばして蕾を作り5月初めから花を咲かせて今に至り、秋彼岸の頃まで長く咲き続きます。主に赤・黄色のものが多く、写真に撮っても赤のほうがよりきれいです。
一つの花は約10日くらいは持つようです。暑い時には余計に涼しく感じられます。水生植物は夏にうってつけですね。ご来寺の折にはどうぞご覧ください。本堂の裏にあります(午後2時にはその開花をゆっくり閉じます)。ちなみに当智山派のお寺浜通リ90ケ寺で本堂の裏に池があるのは2ケ寺のみです。
本山の智積院の池にも同じく睡蓮が咲いています。
睡蓮(スイレン)…水上に浮くように花が咲きます。
蓮(ハス)…水面から距離のあるところに花が咲きます。
この池のすぐ北方面に弁天(弁財天)像を建立いたします。 七福神の一人、弁財天は唯一の女性です。そのご利益といたしましては、武運長久・戦勝祈願・学業知恵・芸能等々、力を押し与えてくれる福神であり、数々の勝負事の尊像ということになります。この建立の浄行にぜひお力添えをお願いいたします。一口壱万円からで予算を組んでおります。どうかより多くの檀信徒の皆様からのお力をいただき、1カ年のうちに完成を目指したく思っております。
睡蓮池傍らの弁天像の建立のお願いでした。
御守りコーナーの授与品(ポストカード)